INTERVIEW先輩インタビュー 先輩インタビュー:R.N さん R.N さん 第2開発部(組込みシステムエンジニア) 2017年入社 当社の音響事業においてハードからソフトまで、エンジニアとして幅広く活躍しているN。高専時代は電子メディア工学を専攻し、ロボコンへの出場などでスキルを磨いてきたNがCRIを選んだ理由、これから挑戦したいことについて聞いた。 一番最初にエンジニアになろうと思ったのは、どんなきっかけでしたか? 私が中学生の頃にFlash動画が流行っていて、見るのが好きでパソコンを買ってもらいました。それから見るよりも作る方に興味を持ち始め、徐々にPC内部の構造や部品といったハード面に興味が移っていって自分でPCをバラしたりしていたんですね。その頃からエンジニアを仕事にしたいと思うようになりました。 高専では電子メディア工学科に入学されたそうですが、どんなことを学びましたか? 中学時代に抱いた興味から、ハード面に加えてOSの中身についても興味を持っていました。いつかPCを一から十まで自分で作ってみたい、という気持ちもあり、論理回路を学ぼうと思って電子メディア工学科を選びました。電磁気や回路設計、研究では主にVRなどで使われる力覚フィードバックについて学び、C言語などのプログラミングも一通り勉強しました。 また、部活動みたいな感じでロボット研究会にも入っていたので、歯車一個を設計して削るところから、回路設計、プログラムまでモノづくりの全般を経験できました。NHKが主催するNHKロボコンにはメインプログラマーとして出場して、番組に映ったのは良い思い出です(笑)。 高専卒業後、進学はせずに就職したのですね。 高校の時もやっていた力覚フィードバックの研究をもっと深くやりたくて、最初は大学進学を目指していましたが、途中で就活に切り替えました。 高専だと企業から学校へ求人が届くんですよ。内容も書いていない、ただ会社名が羅列されているリストみたいなのがあって、それを見ていたときにCRI・ミドルウェアの名前がそこにありました。ロボット研究会時代にマイコンを移植するのがすごく大変で、モジュールを使い回せるように機能の抽象化を自分で試していたこともあって、ハードウェアに左右されず同一の動作を再現できる“ミドルウェア”に興味があったので、CRIの社名とその興味が一致して、CRIについて調べました。そしたら、CRIWAREのロゴはゲームで見たことがあったんですね。そこから求人内容や事業について調べて、応募しました。 興味と社名が面白いくらいリンクしたまれな例ですね!就活時代どんな観点で企業を探していましたか? 新しいものが好きなので研究開発ができる会社が良いなと思っていました。ですから、開発だけをやっている受託開発のシステム会社や、異動があってどんな仕事に就けるか分からない大手メーカーにはあまり引かれなくて。そうなってくると、希望に一致する会社はほとんどありませんでした。結果的にCRI一本になりましたね。 CRIのどんなところが魅力的でしたか? 先ほども言った通りゲームでロゴはよく見ていたので、最初はゲームの会社という印象が強かったのですが、ホームページを見てみると、CRI D-Amp Driverなど組込み系もやっているんだ、と驚きました。やはりソフトウェアよりはハード寄りのエンジニアリングがやりたかったですし、ロボット研究をしていた時に音を出すことにトライしたことがあって音響系も興味があったので、やりたい事が幅広くできそうだと感じました。 入社してからこれまでの仕事で印象的だった案件はありますか? 入社3年目の頃、某メーカーの案件で私が窓口となって先方と二人三脚で製品を作っていく、というのを経験しました。それまでは新人だったので、先輩から指示されたことをやるのがほとんどでしたが、その時は直にお客様とコミュニケーションを取ることができて、私の仕事がダイレクトに反映されていく感覚がすごく面白かったです。また、ハードウェアは販売会社との取引も多くて、私が作ったものを使っているお客さんの顔が見えづらいんです。面と向かって「CRIのアンプは音質が良いね」というお褒めの言葉も聞くことができて、うれしかったですね。 Nさんが思うCRIの良いところはどんな点でしょうか? 本当に色んな人がいて、それぞれの興味や知識が幅広いことですね。自分の知らない分野について熟知している人が多いので、さまざまなことが学べます。逆に言うと、「○○な人が多い」みたいにくくるのが難しいです(笑)。また、社員のほとんどがエンジニアなので、技術の話が分かる人しかいないし、会話が通じやすいのでストレスが少ないですね。 ワークライフバランスも調整しやすい環境だと思います。有休を取る時も許可を得るのではなくて、自分で調整して申請するだけなので、気兼ねなく休むことができます。 どんな人にCRIをお勧めしたいですか? 新しいものが好きな人、学習することが好きな人にお勧めしたいです。CRIは新しい技術を扱うことが多いので、解が無い事ばかり。特に組込みはドキュメントが無いことがけっこうあるので、自分でいろいろ試行錯誤して自分のやり方を見つけないといけないんです。マイコンのデータシートで言うと1300~1500ページぐらいあって、その中から必要な情報を拾ってこないといけないので、入社当時は苦労しました。 何度も繰り返しているうちに、大体何章ぐらいにありそうだなって当たりが付けられるようになるのですが、このように自分で調べて学ぶことが楽しいと思える人であれば、とても楽しい環境だと思いますよ。 最後に、Nさんがこれから挑戦したいことについて教えてください。 いまCRI SOLILDAS™という新しいサウンドソリューションの開発に取り組んでいて、これがまさに私がやりたいと思っていたことなんです。 組込みの業界もエンジニア不足が続いていて、サウンド系になるとさらに不足しているので、多くの企業が開発を海外に出しています。もう日本でモノづくりができなくなっちゃうんじゃないかと個人的に危惧していて。新しいものを作るとなったときに海外に行くしかなくなってしまうんですね。 SOLIDASでは、ゆくゆくはGUIで音声システムが組めるようにしていこうと考えています。子ども向けプログラミングソフトのScratchみたいにDSPをブロックで組めるようになったら、音声を作ることがもっと手軽に、ボーダーレスにできるようになると期待しています。そうしたら、音声技術に興味を持つすそ野が広がり、音響市場も活性化されていくのではないかなと。CRIの製品は一から十まで内製、つまり日本製なので、日本の技術を廃れさせない一助になれたらいいなと思います。 新入社員インタビュー R.Y 受託開発 2022 年入社 R.H ソフトウェアエンジニア 2023 年入社 S.N 組込み分野向けミドルウェア開発 2021 年入社 T.K&K.Y ゲーム分野向けミドルウェア開発 2020 年入社 H.C ゲーム分野向けミドルウェア開発 2020 年入社 S.A 組込み分野向けミドルウェア開発 2019 年入社 Y.O ゲーム分野向けミドルウェア開発 2019 年入社 先輩インタビュー K.I 法務担当 2019 年入社 Y.O ゲーム分野向けミドルウェア開発 2019 年入社 M.T 遊技機、組込み機器、車載向けミドルウェア営業 2016 年入社 Y.T LiveAct PRO開発 2010 年入社 K.I 遊技機/組込み機器向けミドルウェア開発 2014 年入社 S.N ゲーム向けミドルウェア営業 2014 年入社 その他のインタビュー トップエンジニア対談 育休座談会~パパ編~ 育休座談会~ママ編~ メンター×新人インタビュー(S.Aさん&N.Eさん) 2019年度メンター×新人座談会
当社の音響事業においてハードからソフトまで、エンジニアとして幅広く活躍しているN。
高専時代は電子メディア工学を専攻し、ロボコンへの出場などでスキルを磨いてきたNがCRIを選んだ理由、これから挑戦したいことについて聞いた。
一番最初にエンジニアになろうと思ったのは、どんなきっかけでしたか?
私が中学生の頃にFlash動画が流行っていて、見るのが好きでパソコンを買ってもらいました。
それから見るよりも作る方に興味を持ち始め、徐々にPC内部の構造や部品といったハード面に興味が移っていって自分でPCをバラしたりしていたんですね。
その頃からエンジニアを仕事にしたいと思うようになりました。
高専では電子メディア工学科に入学されたそうですが、どんなことを学びましたか?
中学時代に抱いた興味から、ハード面に加えてOSの中身についても興味を持っていました。
いつかPCを一から十まで自分で作ってみたい、という気持ちもあり、論理回路を学ぼうと思って電子メディア工学科を選びました。
電磁気や回路設計、研究では主にVRなどで使われる力覚フィードバックについて学び、C言語などのプログラミングも一通り勉強しました。
また、部活動みたいな感じでロボット研究会にも入っていたので、歯車一個を設計して削るところから、回路設計、プログラムまでモノづくりの全般を経験できました。NHKが主催するNHKロボコンにはメインプログラマーとして出場して、番組に映ったのは良い思い出です(笑)。
高専卒業後、進学はせずに就職したのですね。
高校の時もやっていた力覚フィードバックの研究をもっと深くやりたくて、最初は大学進学を目指していましたが、途中で就活に切り替えました。
高専だと企業から学校へ求人が届くんですよ。
内容も書いていない、ただ会社名が羅列されているリストみたいなのがあって、それを見ていたときにCRI・ミドルウェアの名前がそこにありました。ロボット研究会時代にマイコンを移植するのがすごく大変で、モジュールを使い回せるように機能の抽象化を自分で試していたこともあって、ハードウェアに左右されず同一の動作を再現できる“ミドルウェア”に興味があったので、CRIの社名とその興味が一致して、CRIについて調べました。
そしたら、CRIWAREのロゴはゲームで見たことがあったんですね。そこから求人内容や事業について調べて、応募しました。
興味と社名が面白いくらいリンクしたまれな例ですね!就活時代どんな観点で企業を探していましたか?
新しいものが好きなので研究開発ができる会社が良いなと思っていました。
ですから、開発だけをやっている受託開発のシステム会社や、異動があってどんな仕事に就けるか分からない大手メーカーにはあまり引かれなくて。
そうなってくると、希望に一致する会社はほとんどありませんでした。
結果的にCRI一本になりましたね。
CRIのどんなところが魅力的でしたか?
先ほども言った通りゲームでロゴはよく見ていたので、最初はゲームの会社という印象が強かったのですが、ホームページを見てみると、CRI D-Amp Driverなど組込み系もやっているんだ、と驚きました。
やはりソフトウェアよりはハード寄りのエンジニアリングがやりたかったですし、ロボット研究をしていた時に音を出すことにトライしたことがあって音響系も興味があったので、やりたい事が幅広くできそうだと感じました。
入社してからこれまでの仕事で印象的だった案件はありますか?
入社3年目の頃、某メーカーの案件で私が窓口となって先方と二人三脚で製品を作っていく、というのを経験しました。
それまでは新人だったので、先輩から指示されたことをやるのがほとんどでしたが、その時は直にお客様とコミュニケーションを取ることができて、私の仕事がダイレクトに反映されていく感覚がすごく面白かったです。
また、ハードウェアは販売会社との取引も多くて、私が作ったものを使っているお客さんの顔が見えづらいんです。
面と向かって「CRIのアンプは音質が良いね」というお褒めの言葉も聞くことができて、うれしかったですね。
Nさんが思うCRIの良いところはどんな点でしょうか?
本当に色んな人がいて、それぞれの興味や知識が幅広いことですね。自分の知らない分野について熟知している人が多いので、さまざまなことが学べます。逆に言うと、「○○な人が多い」みたいにくくるのが難しいです(笑)。
また、社員のほとんどがエンジニアなので、技術の話が分かる人しかいないし、会話が通じやすいのでストレスが少ないですね。
ワークライフバランスも調整しやすい環境だと思います。
有休を取る時も許可を得るのではなくて、自分で調整して申請するだけなので、気兼ねなく休むことができます。
どんな人にCRIをお勧めしたいですか?
新しいものが好きな人、学習することが好きな人にお勧めしたいです。CRIは新しい技術を扱うことが多いので、解が無い事ばかり。
特に組込みはドキュメントが無いことがけっこうあるので、自分でいろいろ試行錯誤して自分のやり方を見つけないといけないんです。
マイコンのデータシートで言うと1300~1500ページぐらいあって、その中から必要な情報を拾ってこないといけないので、入社当時は苦労しました。
何度も繰り返しているうちに、大体何章ぐらいにありそうだなって当たりが付けられるようになるのですが、このように自分で調べて学ぶことが楽しいと思える人であれば、とても楽しい環境だと思いますよ。
最後に、Nさんがこれから挑戦したいことについて教えてください。
いまCRI SOLILDAS™という新しいサウンドソリューションの開発に取り組んでいて、これがまさに私がやりたいと思っていたことなんです。
組込みの業界もエンジニア不足が続いていて、サウンド系になるとさらに不足しているので、多くの企業が開発を海外に出しています。もう日本でモノづくりができなくなっちゃうんじゃないかと個人的に危惧していて。新しいものを作るとなったときに海外に行くしかなくなってしまうんですね。
SOLIDASでは、ゆくゆくはGUIで音声システムが組めるようにしていこうと考えています。子ども向けプログラミングソフトのScratchみたいにDSPをブロックで組めるようになったら、音声を作ることがもっと手軽に、ボーダーレスにできるようになると期待しています。そうしたら、音声技術に興味を持つすそ野が広がり、音響市場も活性化されていくのではないかなと。CRIの製品は一から十まで内製、つまり日本製なので、日本の技術を廃れさせない一助になれたらいいなと思います。